【読書】「嫌われる勇気」を読んだ
ずっと前から読みたい読みたいと思っていたのをやっと購入した。
周りの友達(意識高い)の感想を聞く限りではとても面白そうだったし、
タイトルも気になる文だったのに今まで買わずにいた理由がわからない。
読み始めたときから思っていた事としては、とても読みやすいということ。
この本の中で用いられている対話型の書き方は、本格的にその分野について
学んでいる人とか既に知識のある人にとっては稚拙に思えるだろうけど、
初心者やすぐに要領を得たい人にとってはいいのかもしれない。
これからの人生に活かしていきたいと思った点は、
「課題分け」と「目的論」の2つ。
今自分が他人に対してとっているスタンスは「介入」にあたるのか
それとも「援助」にあたるのか、そういう視点で自分の行動を考えたことが
なかったので、この分け方は私にとって新しいと思う。
自分の考え方、接し方を変えてみるだけで、いろんなことが
もっとシンプルに、気負わずともよくなる、っていう考え方は
これから私の将来にプラスの影響を与えてくれるんじゃないかなと思う。
目的論に関しては自分の中で疑問がいくつかあって、
一つは「なぜ人間は原因論に基づいた考え方をするようになるのか」
原因論は確かにわかりやすい。過去の自分と今の自分がつながっていて、
過去の自分が体験したことや感じたことが今の自分を形成している。
ではなぜ私たちは原因論に基づいて物事を考えているのか。
原因論に基づいた思考をする親や周囲の影響を受けたからだろうか。
ではなぜ彼らは原因論に基づいた考え方をするようになったのか。
目的論が(少なくとも私の周囲では)一般化していないのはなぜか。
この本が多くの人の意識を変えたり影響をもたらしたりすることができたのは
この本の内容が今まで考えもしなかったようなものだったからだと思う。
こういった考え方もあるんだな、と気づくきっかけを自ら作ることは
できないのだろうか。とか。